森義利Yoshitoshi Mori
- 生没年
- 1898年(明治31)10月31日 ― 1992年(平成4)5月29日 93歳没
- 出身
- 東京・日本橋区本船町24番地
- 居住地
- 東京・日本橋(生涯)
型染めの技法に工夫を加え、合羽摺版画を創始した。
明治後期から大正、昭和を生きた生粋の江戸人。友禅文様を学び、模様絵師として一時代を築いたことでひとつの山を越え、柳宗悦に傾倒。芹沢銈介を中心とした萠黄会会員として活動するも、昭和32年の第1回東京国際版画ビエンナーレ展にて次席となったことで版画家としての再出発を決意し、一人の版画家として活動を始めた。
肉筆による下町風物などの作品も多数作成。その洒脱な表現に古き良き時代の江戸庶民の生活ぶりがいきいきと描かれていることから、現存するものが少ない江戸末期、明治、大正、昭和初期の暮らしを物語る資料として、芸術面だけでなく学術分野でも評価されている。
平成4年5月29日死去。生涯を東京・日本橋に於いて暮らした。
多くの文献で森義利について解説いただいていますが、「友禅文様で一時代を築いた人物であること」「合羽版の創始者であること」「芹沢銈介氏に師事したのでなく、氏を中心とした同一の会で活動したこと」「第1回東京国際版画ビエンナーレ展で次席となったことから、独自で版画の活動を始めたこと」の記述が抜けていることが多々あります。ご注意ください。