ロンドンを中心にイギリス国内で人気急上昇中の本場のガストロ・パブ(ガストロ・レストラン)の概要をご紹介します。
美食パブの名で親しまれているガストロパブの概要やについて
*Gastoro (ガストロパブ、ガストロレストラン)とは?
いまロンドンでは定番のチップスやソーセージだけでなく、さまざまな食材と調理を施したメニューを持つガストロパブ(美食パブ)の人気が急騰しています。その原動力は、テレンス・コンラン卿がブームに火をつけた「モダン・ブリティッシュ」というインテリア。その潮流がイギリスレストラン界に新しい動きを生むことになり、食の砂漠と言われたイギリスにも、おいしい料理が生まれることとなったのです。21世紀、ロンドンでは食が「食事」から「娯楽」へと変貌を遂げようとしています。

●ガストロパブの方向性
イギリスらしい食材を使いながら、おいしくヘルシーな料理がガストロパブの最たる特徴です。経営者によって「パブとしての基本に忠実に」という歴史継承派や「勢いのあるモダン・ブリティッシュの流れに乗ろう」という新進気鋭派、「フランス料理や中華料理からエスニックまで美味しい料理に凝ってみよう」という食の改革派、「オーガニックにとことんこだわりました」という健康志向派などなど、細かく見ればさまざまな方向性を持って店ごとに工夫を凝らしています。その中で共通しているのは、やはり「英国のパブである」ということ。ゆったりとしたソファや椅子こそありますが、一人でも仲間でも楽しめる素晴らしい空間であることになんら変わりはありません。

●ガストロパブで食事する
「美味しい食事を肩肘張らずにゆったりと」というコンセプトのため、コースオンリーということまずありません。スターターだけでもメインだけでも、それらを組み合わせても、自由自在に気に入った料理をオーダーできます。もちろんエールやワインも良心的価格で、コストパフォーマンスに厳しいロンドンっ子に人気なのも頷けるほどです。ランチタイムならエールをいっぱい傾けて、お腹を満たして、ゆっくりくつろいで約15ポンド程度でしょうか。とにかく在英されている方、特にロンドン在住の方にはイギリスならではの最新のエンタテイメントとして楽しむ価値があるものとUKJAPONはオススメします。
また、食事客が多いということは、「オーダーを受けたい」という店側の意思の表れです。常連客が集うパブで注文をするのはどこか気後れするものですが、ガストロパブでは一見さんでも明るく接客してもらいやすいことがほとんどです。

●ガストロパブのメニュー例
定番のメニューだけでなく、しっかりと料理をするようになった副作用からか、その日の仕入れ状況でメニューが左右されることも多々あります。ただ、それだけ季節のものを使おうとし、新鮮なものを使いたい、安くいいものを提供したいという思いからのこと。日本と同じく「本日のオススメ」が質も量も良いようです。以下にUKJAPONスタッフが食べに行った店やネットで紹介されていたお店のメニューを何店鋪か掲載してみます。
*レストランA
青いトマトのフライ、ラグストーン・ゴートのチーズ添え
野生肉のテリーヌ、洋ナシのピクルスと胡桃パン添え
ジロール茸と西洋ネギのリゾット、アヒルの目玉焼き添え
ポーク・グーラッシュ:キャラウェイのダンプリング、サヤインゲン、サワークリーム添え
*レストランB
(数店鋪調査中です。しばらくお待ちください)


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