イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドから構成されるイギリスのスムーズな入国方法と入国拒否について
入国拒否の多い英国イミグレーションでの傾向と対策
*スムーズに入国するコツ
近年、イギリスのイミグレーションで入国拒否をされる日本人が増加しています。元々は、片道だけのチケットで入国するバックパッカーなど長期旅行者の心配事でしたが、ここ数年内では一般的な旅行者や留学生にまで入国拒否の実例が出てきました。

●入国拒否の背景
イギリスの通貨「ポンド」の価値が高いため、不法就労者が後を絶たないことが最大の要因です。つまり、ほとんどの入国拒否の理由は「イギリス国内で働きそうだ」と判断されていると考えることができます。
また、米国内での9.11テロや2006年と2007年に散発したテロの影響から、テロリストの出身国(パキスタン・スーダン・アフガニスタンなど)に長期滞在していたり、移動の途中に滞在したわけではなく直接訪問した形跡があったりすると、今後は入国拒否される可能性が高まることも考えられます。

●入国拒否される人の一例
・無職
・宿泊先が友人宅
・薄汚れた風体(長髪、無精髭、よれよれのバックパック、くたびれたTシャツなど)
・短期間で再入国
・イギリス出国便が未定
・所持金や預金が少ない
・6か月の滞在期限ギリギリまで滞在申請する

●入国審査の際によく聞かれる質問
・滞在の理由
・所持金
・職業
・預金額
・滞在期間
・出国方法とその証拠

●入国拒否された場合
原則として自分が乗ってきた乗り物の翌日便で出発地に帰されることが多いようです。例えば日本からのフライトだと日本へ、パリからだとパリまで、使ってきた交通機関で帰されます。
料金は普通運賃なので高くつきます。たとえディスカウントチケットを持っていたとしても係員から問答無用で普通運賃のチケットを渡されるようです。支払いは現金かカードで。限度額を超える場合は後日に外務省から立て替え請求が来るようです。

●入国拒否の弊害
記録に残るため次回以降の入国が非常に困難になります。

●入国拒否された人が次に入国を目指す場合
入国審査時にどのような誤解を受けて入国できなかったかをイギリス大使館・領事館に申請できます。その申請が受理されるとエントリー・サ−フィケートが発行され、その後はスムーズに入国できるとのことです。

●スムーズに入国するには?
一般論かもしれませんが、預貯金に余裕を持ち、あやしい風体や行動を取らず堂々と質問に受け答えすべきです。ちょっと前まではヒースローやガトウィック以外のルートンやスタンステッドを使うとラクだとの話がありましたが、最近ではどこも厳しいようです。また、入国場所よりも入国審査官次第というのも現状。審査官それぞれの裁量に任せられているため、自分よりも怪しい人がラクに入国できたり、自分よりも所持金が多そうな人が拒否されることも多々あります。

●資料
海外移住情報(イギリス入国ページ)
在日英国大使館
東京都千代田区一番町1 代表tel:03-5211-1100
※有料電話情報(0990-61-2005)、FAX質問(03-5275-0346)、手紙質問(大使館送付)などにて査証情報の広報を行っているようです。


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